ミュージシャンや芸能人の告別式、お別れ会には、芸能界のツテをフルに生かして、他のミュージシャンや芸能人がここぞとばかりにプロモーションにやってきている場合もあります「生前そんなに交流あったっけ」と首をかしげたくなるような人々でもです。ミュージシャンや芸能人ですと、尊敬、オマージュの証として、死後も語り草になれば名誉ですから。有名人のお別れ会を一般家庭にそのまま当てはめるのは、場合によっては不謹慎です。
葬儀の際に、供花に添える札名は、参列してくださる方々に誰からお花が送られてきているものなのかを示す役割があります。親族だけでなく、参列している方もその送り主が誰だかわかるようになっています。しかし、この札名の常識を知らないと大変です。きちんとその常識を押さえておかないと、大切な場で、恥を晒すことになりかねません。会社のお金で出す場合には、一般的には〇〇株式会社または株式会社◯◯、などと正式名称で記します。
葬儀に参列する場合、供花を持参したり贈ることが当たり前におきます。その場合、供花の費用相場などを知っておくと非常に便利です。まず、そもそも、どうして贈るのという点ですが、これは弔意を示す為に贈ります。故人に供える花ですが、会場を飾るという意味合いも兼ねています。親族以外でも近しい友人などはこうした花を贈ると考えられています。香典とは別の意味でとらえる必要があるので、必ず贈らなくてはいけないというものではありませんが、気持ちの一つとして贈っても良いと考えられます。
先に述べておきますが「まだ生きたい」人間が死んだ人間の気持ちを理解する必要はありません。「作法がなにもわからず、恥をかかされるのがわかっているが、喪服を着て葬式に出なければいけない羽目になった」のであれば、なにもせず喪服でその場に出席するだけでも重責です。「死んだ人間の気持ちを理解する必要がある」のは、出家して僧や尼になった人や、葬儀場のスタッフなど、その道のプロが徹底すればいいことです。供花の配置順はその一族に伝わる古いしきたりを優先させること。
通夜や葬儀のときにお花を送る前には必ず先方の宗教を確認してから送りますが、送るお花や生花の種類があります。枕花は亡くなった人の枕元に飾り、故人のすぐそばに通夜の前から飾ります。供花は故人の供養のためにお供えする花です。お供え物などと同じように祭壇に供えますが通夜に間に合う場合には通夜当日の午前中までに手配し、葬儀葬式に贈る場合にはできるだけ前日までに到着するようにします。花輪は地域によって式場周辺に花輪を飾る地域がありますが、式場によっては飾ることができない場合があります。