葬儀の際に、お花が贈られる事があります。友人や知人、お仕事での取引先などの方が哀悼の意を表して贈る花ですが、この花を供花と言います。お葬式に参加したいが、場所が遠方だったり当日に予定があって参列出来ない方が、せめてもと言う重いで花を贈るケースも多いです。また、香典は不要の形式でお葬式を行う事も多いですが、そうした時に香典の代わりとして花が用いられる事もあります。お葬式の場に花は欠かせないものですし、気持ちが込められるものですので、送る方がいろんな意味を込めて送られる花が供花と言えます。
葬儀にはマナーが多く存在しますが、花を贈る事に明確なルールがあるわけではありません。お葬式の場ですから一般的には落ち着いた花が贈られる事が多いですが、故人が生前に好きだった花などを贈るのも良いでしょう。あまり派手なケバケバしい花はNGですが、通常受け取って綺麗だなと思える花なら問題ありません。お葬式を行う側、つまり供花を受け取る側ですが、お葬式が終わった後には贈られた花に対して返礼を行うのが一般的です。
受け取った香典に対して香典返しが行われるのは広く行われていますが、お花に対してもこれと同じように行えば問題ありません。お花を贈っていただいた方に礼状を付けて返礼の品を送れば良いわけです。返礼の品は香典返しと同じ程度、受け取った物の3割~5割くらいの品を選ぶと良いでしょう。お花を贈っていただきありがとうございます、と言う気持ちが相手に伝わるようにしてください。